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らくらくごはん 食べ方説明
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らくらくごはん開発ストーリー
米の需要減少、大幅な米価下落
このままでは農家として生き残れない!加工品の開発を視野に
•米を使ってどのような加工品を開発していくか模索
•とにかく「おいしい」は必須!
•今までに見たことないものを作りたい
•どうしたらお米を手軽に食べてもらえるのか?
東日本大震災以降の世の中の防災用品への関心の高まりに着目
非常食市場をターゲットにしたらどうか→でもどんな商品を・・・?
•レトルト米飯やアルファ化米があるがそれとは違うものをつくりたい
•今まである商品は出来上がったご飯をパックしてるから、その場で炊くことのできる商品はどうか
•「たきたて」っておいしそうだよね
•どんな商品にすればいいのか・・・?
「炊飯器で炊くといつも同じに炊きあがらなくて、ご飯も余ってしまうから面倒なんだよ」という高齢者の声から
そうか!1食分になっていれば面倒じゃなくて楽かも!
•いつも同じにならないのは分量が微妙に違うのが原因のはず
•1回分ずつなら高齢の単身者だって使いやすいのかも
•では、分量を量ってセットにしてあげれば量る手間がない!
•お米だって無洗米にすれば洗う必要もない!
•・・・でも、米と水をセットして炊くことが可能なのか?
•どうにかしてひとつにまとめた商品にできないものか
「ひとつの袋でお米が炊けるわけがない」というまわりの声
やってみなきゃわからないじゃないか!実践あるのみ!
•みんなが出来るはずがないと、無理だと言う
•やったことがないのに無理だと言われたのでとにかく実践してみた
•炊飯器で炊くときと同じ分量の割合で1食分にして、水と米を厚手のビニール袋に入れ、口を閉じて湯煎してみたら
•徐々に袋の中の水が減っていき、ちゃんとご飯が出来た!!
•これをどうにかしてひとつにセットしてパックした商品にできないか?!
まずは手作りで思いつくままつくってみるしかない①
とにかく固体と液体を別々に包装することが難しくて→それをひとつにセットするのはさらに難しい・・・
•世の中に液体と固体を分離させてひとつにパックしてある商品が探してもない
•とにかく調理する直前に混ざればいいわけだから、水の方が流れ込む構造にすれば・・・
•ひとつの袋で米と水を四角く別々にパックし、中心をシール部で仕切る
•漏れないようにシールをすると、力を入れてもなかなか剥離しない(H24年)
•シール部を弱くして破れるようにすると調理前に水漏れがおきる
まずは手作りで思いつくままつくってみるしかない②
とにかく固体と液体を別々に包装することが難しくて→それをひとつにセットするのはさらに難しい・・・
•次に水の包装部分を三角形にし、力が一点に集中するようにしたが、とにかく力が必要で簡単には剥離しない(H25年)
•ビニールが薄いと水が漏れやすく、厚いと破れにくいのだが、湯煎をするので耐熱の観点では二重の袋構造にすることは必須となる
•とにかく別々にパックする方法が何かないのか・・・
ある機械メーカーとの出会い→シール部の技術がマッチング
•知り合い、行政、取引先などの関係を駆使して、包装資材関係の機械メーカーや関連業種の会社とのコンタクトをとる
•「おもしろい」「めずらしい」「画期的だね」などの声をいただくが、パックできる技術や方法に出会うことがなく打開策を探していた
•希望する状態のパックが可能な機械メーカーと出会う!
•袋は3層構造タイプが使用可能だが、米と水のような固体と液体のパックは今までやったことがないとのこと
•開発協力をいただけることになった(H26年)
•この出会いが今の商品仕様につながる
形が決まったら次に進める!と意気込むが、水の賞味期限問題が発生
非常食で販売するには期限の確保が必要(3年以上)
•熱湯、煮沸で試験→ 販売できる状態へは難しい
•水道水 → 期限の保証が3年以上は難しい
•レトルト殺菌 → 温度が高温すぎて商品として成り立たず断念
•UV殺菌 → 検討したが設備投資費面で難しく不向き
•また、すべてにおいて大量生産の可能性が低い
•オゾン水で野菜の殺菌や病院の無菌室の消毒をしているのでもしかしたら使えるのかも!!!!
•試しにオゾン水をこの商品に使用するのはどうか?
•市内にオゾンを取り扱う会社があり打診
•オゾン水を調理用に使用する前例がないため実験が必要
•オゾン水の水質検査を数か月後に行い、問題がないため使用する事に決定
•いよいよ商品として形に!!!
防災面での活用が望まれる
日本災害食認定を目指す
•当初、高齢者向け商品の予定が、開発を進めていく中で災害時の備蓄にしたいとの声を多くもらう
•自治体へのサンプル配布で「防災用でぜひ使いたい」との声
•くしくもこの数年、地震や豪雨などの天災の発生が多く、今必要とされていると強く感じる
•さらにローリングストック(回転備蓄)をすすめる近年の傾向がこの商品にぴったり!
•日常使用しながら備蓄でき、賞味期限6カ月以上が対象となる『日本災害食認定』を目指すこととする